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アルミパイプ

アルミのフレームはこの頃はクロモリフレームより安い、特にラグ付きクロモリフレームは高い、なぜだろう?最初はアルミパイプの話。
アルミパイプの製造は簡単だ、中国でも日本でも、素材はインゴットでオーストラリア等から輸入されている、資源が有り電力コストの安い所から来ている、日本ではリサクル再生用でインゴットを作る事もある。インゴットは加熱してから、押し出し成型される、油圧シリンダーで押し出して成型するので、成型された物は押出材と言われ、5000番アルミの押出材はアルミサッシが代表的製品だ。
自転車のパイプ径31.8肉厚1.6程度だと一回の押出しで30mから40mのパイプが出来る。
チューブからマヨネーズを押出しているのと同じ感じで出てくる、リムも同様に押出しで出来る。
以前勤務していた、巨大では中国に自社の押出工場を持っている、自転車のパイプ・リムはもちろんキックボードの板の部分やヒンジも作れる、バイクボードのフレームの板も押出で作った、これは中空部が5部屋あり、肉厚も各部で変えて有ったので、押出しの圧力が必要で、すぐに金型がこわれた。
ワイヤー内装のフレームを作る時に押出成型でパイプの内側にワイヤー内装のパイプを最初から成型できる、又、押出成型とベンダー曲げそしてハイドロを使うと、巨大が3年前にサイクルショーに出したトライアルフレームが出来る、この辺はアルミの加工性の良さの実例だ。

アルミ押出材はインゴットの状態より強度は上がり、安定した製品で溶接や熱処理での変形も少ない、しかし、これをバデットに加工するには、引き抜きで加工している、一番良いのは押出の時にバデットにすれば良いのだがバデットパイプの需要にそんなに多くはないので、引き抜きのままである。
引き抜きすると一度、圧力によって整列した原子が今度は引き伸ばされて整列しなおす事になる、このため溶接や加熱で原子が押出の状態に戻ろうとするので、変形が大きい。

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アルミサッシは6000系ですね。

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