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2006年01月27日

DISKブレーキ マウントブラケット

IMGA0704.JPG先週までサイスポ取材等でサボりました。今日はマウントブラケットを依頼され製作しました、稀少フレームやインターナショナルスタンダードでないキャリパーを使用する時に必要になるが、出回っていない物もあるので製作依頼される、大量なら図面作りCNC屋に出すが、少量はフライスと切り出しで作る。
フレーム、キャリパー、有れば現物合わせで作ります、一個なら図面引くのと同じ手間。

2006年01月13日

炭とカーボン

相変わらず寒いので、囲炉裏ネタで。炭とカーボンて同じでしょ、そうですが、ここでは炭素繊維で出来た自転車フレームの話です。高級備長炭は硬いですね、良い音するし、煙少ない、火の持ちもいい、きっと不純物が少なく炭素の原子の並びが綺麗になっているのだろう。
自転車のカーボン繊維はUDつまり繊維が直線的に伸ばしてある物で、織っていなし物が強度部材で、皆さんが見ている織り目の有るクロスは表面の化粧。各社どの部分に何層、何度で積層するかが秘密のノウハウである、この秘密を探る方法は、ずばり焚き火が一番、落葉と共にフレーム燃やしエポキシ樹脂を無くせば綺麗な炭になります、但し有害ガスが出ます。

2006年01月11日

フレームと灰

工場の周りは比企丘陵の山の始まり、周りはナラの木が多い、ナラは落葉も燃えやすいし、マキにしかならない木、いや、椎茸もできるか。冬の暖房はマキストーブを愛用しているすると灰も出来る。この灰とフレームに関係は、やはりロー付け後の徐冷つまり徐々に冷やすために灰に入れる。片倉ではレーサー班ではロー付け後灰に入れていた、量産では入れない、フラックスに灰が付いて酸洗の液体が汚れるから、パイプによっては灰に入らないとモロクなる物がある、今は無きD2xD2のパイプだ、レーサー班ではこのパイプがお勧めなので、灰に入れる工程が習慣になっていた。カイセイのパイプは灰に入れない方が良い。コロンバスも灰入れ、853は入れないでも殆どのパイプは急に冷やさない方が良い(アルミは別)、量産メーカーではロー付け後スグに水に入れてしまう、クロモリでも同じでいる所もある、水に即漬けた方がフラックスも落ちるし、スグに次の工程に入れるから。同じフレームでも工程はメーカーによって特徴はあるが、効率優先しすぎな量産品だからね、それぞれの特徴に応じて対応するのが手作りの伝統かなでも効率悪いぞ。(灰も作ってるから)

2006年01月09日

塗装 焼付け温度

焼付け塗装は自転車に良く使われるメラミンで120度 30分 焼き付ける、その他の塗料、フッ素系クリアー等は焼付け温度は150度の物をある。アルミフレームは時効硬化を進めるため90度での時効硬化が必要な材料がある。
つまり塗装の焼付け温度より低い温度でアルミの素材は変化する、当然、701Nの様に常温でも硬化するのだから、温度が高くなれば、素材によってイロイロな組織変化が起こる、この辺からもイタリアでは焼付け塗料が使われなくなった理由があるかも。カーボンも130度で固める、接着材も80度で硬化させる物や常温でも良い物、イロイロある、接着後に再度加熱すると強度が上がる物もあれば、ある温度で分解して接着材が壊れる物もある、やはりこの辺を考慮しても焼付け温度は自動車板金並みの60度程度で物性の良い物を選ぶのが得策、ちなみに当社の最高級塗装はダイヤモンドコートになります。

2006年01月07日

塗装と天気

寒い日が続いている、関東地方とくに工場のある比企丘陵は北関東特有の乾燥した北風が吹く、工場中でも温度は10度を超えない。このような環境になるとフレーム製作や塗装で色々変わる。まず低温になると物質の原子の動きが遅くなり、他の原子と付きずらくなるので、フレーム製作中に酸で洗った後でも錆にくい、また、時間が経つと水分を含んでべた付く銀ローのフラックスも固まって変化がない。
塗装は環境の影響を強く受ける、自動車用の塗料は10度以下では硬化しずらい、二液タイプの塗料はまぜてからスグに塗らないと、固まるので塗れなくなる、しかし、10度以下であればかなり保管しておける、でも塗装後硬化の時間も掛かる。
湿度が低い事自体は塗装には適している、塗装する面に水分が少なくなるし、スプレーした塗料が湿気で水分を含んでしまう事が少なくなる、ただスプレーガンで塗装する時に静電気の影響でゴミが付きやすくなる、量産工場での静電塗装機なら帯電しやすいので状況はよくなるようだ。
今日の作業はサンドブラストでの塗装下地の調整なので、ブラスの研磨材の摩擦で帯電して体も、フレームも埃だらけ、でも下地は湿気がなく状態は良く上がる。

2006年01月06日

フレームの凹み修正

引張凹.JPG
この所、フレームの凹み修理にかんする、お問い合わせを頂いたので解説します。
昔からパイプの凹みは良く発生するので、特に片倉シクルの時代は競輪ではトップのシェアを誇っていた、落車での凹み修理は数多く依頼が有った。競輪は鉄フレームのみなのでパイプの外形に削ったパイプ挟みで凹みの部分を丸くしてからローを盛って凹みを隠し、再塗装した。当然ロー付けしたパイプは加熱されるのでフレームは全部再塗装した。大きい凹みはかなりのロー材を盛ったので重量も増えた。写真は今、当社での凹み修理の工程の一部です、針金を凹みの一番深い部分にロー付けしてある、これをスライディングハンマーで引っ張り凹みを戻し、その後針金は削り取り、パイプ挟みで丸く修正して最終的な凹みの盛りはパテで行う。殆どのフレーム屋は塗装が外注なのでパテ盛作業は依頼出来ない状況なので、今でもロー盛り修正は一般的だ。
それではアルミフレームの修正はどうだろう、肉薄の大径パイプが主流の近代フレームをどのように凹み修正すれば良いのだろう、一般に塗装工場はフレーム製作の設備・技術が無いので、最近の自動車カスタムペイントと同じで、自転車塗装をしているメーカーはパテ盛で全て修正する。当社は自転車専門であるので凹みに合わせて引き戻し金具を作り、接着してから引き出し、パイプの型を出来る限り元に戻しパテ盛は最小現にしている。落車でダメージが大きい事もあるので、当然フレームセンター等の検査をして、修理可能かを検査してから行えるのは自転車専用工場の強みだ。塗装も自社で自動車補修と同じ調色で部分補修も可能だ、全塗装の場合は新車と同じ焼付け塗装もできる。

2006年01月02日

水性塗料

最近の自動車は環境問題から、量産の新車では水性塗料が使用されている。
有機溶剤が空気中に放出され、光化学スモッグの原因になるためである、しかし水溶性でアルミやパールの粒子が上手く分散せず、キラキラの色は出せない。環境のためにはソリッドな色を選択すれば水性塗料で塗装されている。
自転車の場合はどうだろう、水性塗料で生産されているとの、話は聞いた事は無い、誰か知っている人がいらっしゃればご連絡いただきたい。
特に自動車よりキラキラした塗装が求められる自転車では、メタ・パールは必需で、ある、この辺から意識変更しないと、水性塗料への切り替えは難しい、環境に良い乗り物自転車が製造工程では有害部質を多量に出してはいかがな物である。

2006年01月01日

今年もよろしく

2006年今年もSILK cycls よろしくお願いします。
いよいよ、本格稼動の年を迎えました、工場の体制を整え、日本で生産する意味を考え、物に反映していく所存です。
製品の値段だけを比較すれば、日本で自転車を生産する理由は有りません、でも、一流ブランドとして支持されを商業的に成功しているのはアメリカブランドとモドキです、では日本で生産・発信する自転車は?
この問題は、去年退職した巨大自転車で働いて何時も感じた、日本で自転車が好きでやってきて、日本の自転車文化はこれだと世界に向けて言える物、シマノ部品は世界標準になったが、乗り方、使い方のソフトは何か無いの、これをも基に出来る自転車は何?