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2006年06月28日

フレームの錆取り

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鉄フレームの再塗装では、錆取りが問題になって来る、古いフレームでは表面の塗装は問題なく見えても、剥離して見ると塗装の下で、くもの巣状に錆が進行している物がある。
塗装面が剥がれたり、浮き上がっている場所の錆はハイプに深く侵攻している。サンドブラストのみだと表面の錆しか取れない、これはブラストの粒子より錆の方が細かいため、深く侵攻した錆は取れないので、鉄フレームの塗装には酸洗いでの錆取りが必要になる、酸洗いは通常は硫酸が使われる、燐酸でも錆は取れるが軽い錆取りは可能だが深い錆は無理だ、パイプ内部も錆ているのでこの除去と防錆も考える必要がある、ブラスト等の機械的方法では内部の錆は取れないので、酸洗いしかない、その後ドブ付け(全体を液の中に入れる)で燐酸皮膜処理すればパイプ内部にも皮膜ができる。再塗装の最善の工程は剥離>酸洗い>燐酸皮膜のドブ付け>防錆下地塗料になる。
しかし、酸洗いすると錆は取れるが、くもの巣状の錆でも、かなり表面が食われた状態になる、下地塗料を塗っても表面にブツブツが出てしまう。
ブツブツ等の表面調整はスプレーパテを塗り、紙やすりで面出しする、これは自動車と違い自転車フレームではラグ等の角も有るので、フレーム仕上げの心得がないと、角の無い、ラグの線の出ないフレームになる、ロー付けの美しさより、塗装下地の面出しの方が上がりに影響する。


2006年06月21日

ポーターシルク専用バック

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皮製の専用バックも有って、キャリアとサドルに肩掛けベルトのフックを掛けてバックに入れる。
お洒落な色使い、(昔は白だったがカビて来た)

2006年06月20日

ポーターシルクの各部

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ポーターシルクは1950年(昭和25)に志村精機が製作した折畳み機構を引き継い
ているが、追加、変更されて機構もある。
メインチューブのヒンジ機構は横折れにヒンジであるが、固定は立方向に固定部
を挿入して、上のクランプで固定する方法で、ヒンジのピンはガタガタで固定を
解除したときの前後の保持機能のためにある。
折り畳み車で一般的な横型のヒンジは強度的には不十分な機構だ、走行じは立て
方向の衝撃を主に受けるのに、横に固定してあるから当然であるが、その辺が考
えらている所が、日本の誇れる考案(マネの様だか改善された考案)と言える。

2006年06月13日

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内装使用の英国製モールトンのリヤメカ台座の後付加工、スチールフレームでありながら、エンド部はステンレスで出来ている、このため台座もステンレス板から切り出しTIG溶接する、裏がわの写真なのTIGのビードが見えるが、表は研磨してビードを消している。
カンパ ヌーボを使用との事で、ヌーボには一番良い位置に溶接、ヌーボは前後位置とフリー歯先からガイドプーリーまでの距離をキチンとしなしと変速が悪い、現在のストレートエンドでは好い位置に付かない、やはりカンパの逆爪と同じ位置が良い。

2006年06月11日

ポーターシルク

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東京オリンピッックでオフィシャルショップの中で、異彩を放って展示されていた自転車、ポーターシルクその後、この展示で各国からの引き合いが多くなり、それまで国内しか販売していなかったシルク号が世界に出た、その後は輸出の引き合いが有って物も多くあるが、ポーターシルクには敵わない。
シルクに名車に一つだ。

2006年06月03日

東京オリンピック

先週の土日に業界のサイクリングがあり浜名湖を走った、夜の宴会で杉野鉄工の貴重な資料を見る事が出来た。
杉野社長が先代の社長 故 杉野 安 氏の遺品を片付けていて、発見された物だとの事。中でも私の興味を引いたのは東京オリンピックの写真である、3冊のアルバムには、ベロクラブ東京が撮った写真と同じ情景も多くあるが、プレ大会として開催されたと見られる、日豪大会が八王子の板張りバンクで開催された時の写真等、初めて見る物も多く有った、中でも、オフィシャルショップの存在を始めて知った、ショップの中には杉野 安 氏 が日本の選手に囲まれている、その上にはシルク号の看板があり、入り口にはカンパニョーロのツナギ服が掛かっている、おそらくイタリアチームと共に会場に届けられた物であろう、中には数台の自転車が展示されていた、その一台は折り畳み車ポータシルクで有った。
世界に負けない部品作りの確証を得た様に見える杉野 氏 、日焼けした、少々緊張気味の偉大な名選手達、そしてシルク号。
憧れの物が全てそこに有る写真に思えた。