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フレームの錆取り

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鉄フレームの再塗装では、錆取りが問題になって来る、古いフレームでは表面の塗装は問題なく見えても、剥離して見ると塗装の下で、くもの巣状に錆が進行している物がある。
塗装面が剥がれたり、浮き上がっている場所の錆はハイプに深く侵攻している。サンドブラストのみだと表面の錆しか取れない、これはブラストの粒子より錆の方が細かいため、深く侵攻した錆は取れないので、鉄フレームの塗装には酸洗いでの錆取りが必要になる、酸洗いは通常は硫酸が使われる、燐酸でも錆は取れるが軽い錆取りは可能だが深い錆は無理だ、パイプ内部も錆ているのでこの除去と防錆も考える必要がある、ブラスト等の機械的方法では内部の錆は取れないので、酸洗いしかない、その後ドブ付け(全体を液の中に入れる)で燐酸皮膜処理すればパイプ内部にも皮膜ができる。再塗装の最善の工程は剥離>酸洗い>燐酸皮膜のドブ付け>防錆下地塗料になる。
しかし、酸洗いすると錆は取れるが、くもの巣状の錆でも、かなり表面が食われた状態になる、下地塗料を塗っても表面にブツブツが出てしまう。
ブツブツ等の表面調整はスプレーパテを塗り、紙やすりで面出しする、これは自動車と違い自転車フレームではラグ等の角も有るので、フレーム仕上げの心得がないと、角の無い、ラグの線の出ないフレームになる、ロー付けの美しさより、塗装下地の面出しの方が上がりに影響する。


コメント

分かりやすい工程、大変参考になりました!
疑問なのは、錆びが進行したフレームの場合、酸で処理することでパイプの肉厚が薄くなったり、穴が開いてしまったりすることはないでしょうか?また、錆びが安定した黒錆びに変化してしまった場合、そのまま乗っていた方が強度が保たれるかもしれない、と考えたりもしています……

酸洗いは生地に鉄が食われない様に、赤錆の部分を除去出来る、酸の濃度、時間を選択します、赤錆は進行しますので何らかの処置はしないといけません、鉄が錆びた部分は強度は無く、酸化した分だけ重量も増加します。
本来の黒錆は高温の状況で出来る酸化膜ですので、日常の常温では黒錆には変化しないと認識しています、黒く見えても赤錆なので安定した黒錆(圧延鋼鈑の表面の黒皮)とは違い防錆効果はありません。

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