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2006年07月23日

チネリ Cスポイラー

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チネリが80年代に供給してCマーク入りのフレーム小物を使ったオーダーフレーム、カラーも80年代のPOP調に塗装、塗り分けが綺麗なのはラグ付きならでは。江東のサイクルショップ吉田さまのスタッフからご依頼品です、お近くの方は見に行ってやって下さい。

2006年07月22日

80年代マーク

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先日、多摩地区のT商店に昔の資料を見せてもらう為に、訪問しました。ご主人の自転車紙系の資料は貴重、そのうえ物を把握している所がスゴイ、オーダーフレーム用の巻紙まで保管してある、レストア用の版下製作のために80年代のマーク各種をお借りした、転写マークなので一度透明シートに貼らないとスキャナーできないので貼り付けてからの作業になるが、古いマークはノリが飛んでいるのでニスで貼るのだが、過去の遺物になりそうな天然樹脂系で透明なニスが必要になる。

2006年07月13日

ユーテクテックによるラグレス

画像の確認
片倉シルクの特徴である、ユーテクテックの低温溶接がある。
溶接の本来の定義は母材が溶解して、母材の同士を接合させるので、溶接であろう。
低温溶接とは少々変な言葉、母材は溶解させずに、低温で融着する合金を母材の間に流し、接合する方法、しかしこれではロー付けと同じでは?と思う方も多いと思います。
片倉工業多摩製作所 (片倉自転車の福生工場)技術部長であった 長谷川氏(のちに自転車技術研究所所長)の論文を見ると、通常のロー付けに比べロー付け(溶接)後の坑張力が強くラグレスに適した溶接方とある。
又、ロー付け温度が700度程度と低いので、母材に対する熱影響が少ない等の特長があると説明せれている。
作業自体はロー付けと同じであるが、ユーテクチックを使えばロー付け後でも抗張力が60kg/mm2程度あり、当時にフレームパイプに抗張力55kg/mm2より高いので、溶接並の継ぎ手強度があるので低温溶接と言っている。

2006年07月11日

リベット打ち

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最近のカーボンフレームはアウテー受けがリベット止めされている、物によって固定が不十分な物が多い、クリアー塗装後に接着された物は接着材はカーボンには付いておらず、塗装の密着強度しかないのでスグに緩んで来る。リベット止めの修理をするにしても通常販売されているリベッターでは先端部がアウター受けに当たって打ち込み出来ない、専用に細く加工した先端部が必要になる。

2006年07月10日

モールトン塗り替え

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先日、塗装、加工、したモールトンの組み上がり写真を頂いたのでご紹介します。
英国製のAM-3と思われるフレームで以前にアウター受、フロントメカ台座直付台座、が追加加工されて塗装されていた、剥離して見ると塗装下の錆がかなり出ていた、酸洗いでの錆取り、燐酸皮膜後にスプレーパテ&研磨でブツブツを取ってからフェラーリ rosso corsa red上塗りしてあります、リアエンドはステンレスの直付台座を溶接しました。
カンパで組まれて、綺麗に出来上った写真を頂きました。

2006年07月09日

酸洗い

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塗装前の錆取りの他に酸洗いには、フラックスの除去の役割がある。フラックスはロー付け時に金属表面の酸化防止・不純物の除去のためにロー付け部の周辺に塗布される、アウター受け等の小物ロー付けにはガスフラックスを使用して方法もあるが、ラグのフレームで確実にローをラグに流すにはラグの表面を全部フラックスで覆う必要があるので、ロー付け後はガラス質の塊になり、鉄の表面に強く付着するこの除去のためには酸洗いが必要だが、この塊は簡単には取れないので製造上の問題になる、台湾、中国製のフレームでTIG溶接しかしないのは、この除去に手間が掛るのとの理由も有る、ガラス質の塊を作らないために、ロー付け後に水に付けて急冷している所も多い。
片倉シルクはラグレスのフレームを得意としているメーカーなので、酸洗いはせず、グリッドブラストによってフラックスの除去をしていた、グリッドブラストはサンドブラストと基本的に同じですが小さい鉄の粒を投げつけてフレーム生地表面の不純物を取る、この後スプレーにてウオシュプレイマーで防錆皮膜を作り塗装されるので酸洗いしなかった。
 酸洗いをしないので、フレームに水抜き穴を開けなくてもよい事になる、穴が無いと溶接中に高温になったパイプ内部の空気が逃げ場が無いので溶接は大変だが、溶接後は外気の触れないので中錆の防止になる、前三角は内部の圧力が下がりパイプが潰れるのでガス抜きの目的で穴を開ていた。
この様な理由から片倉自転車は酸洗いの水抜きに無頓着な傾向があるので、塗り替えの時に酸洗いをして内部の酸が残りやすいので注意が必要だ。

2006年07月08日

転写マーク

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自転車のマークは薄い透明シートやシリコン等を塗布した剥離紙が普及するまでは水転写しか出来なかった、今でもこの技術は使用されており、高級車はクリアー下の転写マークで、シールタイプは安物となっている。
この転写マークはスクリーン印刷で作る、台湾では塗料メーカーとスクリーンインクメーカーの連携が良く塗料の色とインクの色が合わせられているが、日本で調色しても出ない色が多いのが現状だ。
 古い自転車のレストアでマークの再生は、モデラーや数人マニアの努力により各種の方法がある様だ、最も多い方法はプリント&カットであろう、プリンターで粘着シートの上に印刷して、カッテイングする方式だ、写真の下側にあるEUTECTICのマークがその方法で印刷され、表面はUVカットクリアーで塗装してある、普通のシールと同じで台紙から剥がして貼るだで簡単にすむ。
 クリアー下の転写マークはインクのみが転写されてマークの厚みの段差がない、透明シートの上に印刷して貼り付けも段差が出てしまう、カスタムペイントと同様にマスキングして塗装してマークを作る手もあるが、SILKの&マーク下の小さい文字のラインまでは不可能だ、やはりシルク印刷で作るのが最善だが、これはコストが高い。
現実的な方法はやはりプリター印刷してインクのみ転写するのが一番だが、シルバー、ゴールド等の色は違いが出るが妥協できる範囲と思う、真中は転写してクリアー仕上げ後、上が転写マークで鏡面されている。