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2007年06月21日

ショットピーニング

SHOT_H60_small.jpg

片倉シルクの塗装前の下処理はショットピーニングで有った、これは初代スバル360のフロントサスペンション部トーションバーの耐久性を伸ばした加工として知られている。機械式の物でバケツに1mm程度の鋼球を入れて、フレーム3mの上から撒いた様な機械で、0,4mmのパイプは潰れので使用できませんでした。
普通ブラスト加工は表面の清浄化と同時に粗面化による表面積の増大、アンカー効果の
発生により、被膜加工時の密着性を大幅に高めます。溶射・コーティング・ライティング・
ほうろう・テフロン・メッキ等の装着、一般塗装の前処理として極めて効果的な物で、小型の吸い込み式サンドブラストはホームセンターでも販売されている。
ショットピーニングは鋼球粒を吹き付けて金属の表面の残留圧縮応力を増加させ、金属の疲労時間を伸ばしたりします、これが初代スバル360の例ですまた、表面の硬さを増して歯車の欠けを防止する効果もあります、アルミフレームにショットピーニングを表面を鍛造するように硬化させ、硬質アルマイトと掛けると、硬さと金属疲労が改善する、良い加工方法です。

2007年06月17日

フレームの錆

フレーム錆パテ.jpg
昨年の6月28日のコメントを参照していただくと、錆の進行したフレームの状態が判る、酸洗して、防錆皮膜を付けて、サフェサーを塗っても、錆の食われが有ると、パテで当る(小さい部分のパテ盛)そして研磨して又サフェサーを塗り仕上げて行く。

2007年06月16日

ハンドルの幅詰め

バーつめ.jpg

ハンドルのクランプ部を切断して、320mm幅に改造
バルジ(中央の太い部分)を6CMつめてナカゴを入れて溶接し外形を仕上げた状態
昔は子供用のハンドルも入手が簡単だったが今は大変、ドロップも小さく、リーチの小さい子供に適した曲がりでも幅は400からが多いので詰めるしかない。

2007年06月10日

初代 MR-4の輪行ヘッド

mr4QRhead.jpg
写真は初代MR-4のQR式輪行ヘッドです、MR-4は後輪をサスペンション部から前に回しタタミますが、オリタタミ車と言うより、輪行車の思いで作っていますので、簡単により小さく分解して運べる自転車を念頭に置いていました、後輪を外せばメインパイプの所まで、エンドは回り込みます、ホークを外すとフレームとホークはゴルフバック程度の大きさになります。この大きさの理由は、自分勝手な理由ですが、愛車の軽自動車スポーツカー カプチーノのトランクに積むためです、24の車輪はトランクには積めませんから座席の後に置いていました。
MR-4のオーナーでも、ホークまでバラスした事の有る方はまずいないと思いますが、この様な理由で輪行ヘッドを採用したわけです。

2007年06月09日

輪行車PR-10の2重ヘッド機構 良くあるトラブル

2重ヘッドtorab.jpg
この機能での問題点は使用方法が分からない、又は輪行しないなどの理由により、2重ヘッドが利用されずに、2重コラムが固着してしまう事だ。
通常の完成状態では、ステムの引き上げ棒、ヘッドのクイックを緩め、ハンドルが自由に回る事を確認してから、ヘッドのクイックをしめて、ハンドルがこれで固定されたら左に回すと、内側のホークのネジがゆるんでヘッド小物をバラス事無くホークが抜ける。
固着した物は、ヘッド小物から外して、外側のホークコラムを万力で押さえ、ホークを左に回して、内側のネジを緩めて外す。

2007年06月07日

輪行車PR-10の2重ヘッド機構 構造

IMG_2654 のコピー.jpg
簡単に言えば、2重ヘッドと言うより、2重コラムの方が分かり易いかも、
上下ワンはオーバーサイズ。
φ28.6の外側コラムの上玉押しはφ24.5の普通の径にするため段付きになっている
この中にホークが入る、固定用ネジ通常のインチ24山は内側に切ってある。
ホークは普通のホークに見えるが下玉押しは2度のテーパーが付いている。

2007年06月06日

旧車解説 輪行車PR-10の2重ヘッド機構

2重ヘッド.jpg
マウンテンバイクのオーバーサイズが開発される30年も前にオーバーサイズのヘッド小物が有った、PR-10の2重ヘッドだ、インチ サイズ コラムのホークをインチ一分のアウターコラムにネジ止めする、2重構造ステム引き上げ棒でインチコラムとステムを固定、アウターコラムはヘッド小物上のクイックレーバーで固定する構造。

ヘッド小物にクイックレーバーの有ったALPSさんもクイックエースはステムの固定がクイックレーバーで有った、PR-10の2重ヘッドはヘッド小物のベアリングを分解せずにホークを抜く考案として考えられて物でネジとテーパー、ステムでこのネジを固定する安全、確実な方法だが、その後の輪行ヘッド小物での分解と混同して使用方法が判らない方が多くなっていった。

2007年06月05日

旧車のBB

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写真は1980年代のPR-10の右ワン、この当時はスポーツ車用BBは外国製か国産ではスギノマイティーなどの高級品しかない、この種の高級車はカンパと同じなので、木箱カンパ工具が有れば問題はない。
しかし、国産スポーツ車ではカンパタイプではないBBも多い、写真は右ワンもフックレンチ用に見えるが、当時は右ワンは締め付けは自動機で行われ、ケース付きの一般車と同じ機械あった、この締め付けはワンを面で押さえて締め付けていたので、フックの部分は使わない、トルクもかなり強力であるので、分解する際はフックレンチを使うと大体はナメル、この種のBBは専門店でも無理な事が多いので、下手にいじらず、当方に素直に依頼するしかない。

2007年06月03日

DSCF1488.JPG
塗装はダイヤモンドコートの白、スペーサーはワンオフで削り出し、塗装を傷つけずにスイングアーム部のピボットを組み付けるのに苦労したが、無事お客様にお渡しして、完成した写真を頂いた。
オリジナルの塗装・メッキは良い物では無かった、アメリカでは自転車の塗装は量産的には行われていないと思われる、ワンコートの塗装で有って、密着は良い物とは思えない。

しかし、完成した自転車を見ると、BMX用クランクで幅を自由に変更して、ピボットに変換ギヤを付けるなど、小メーカーのBMX的なアイデア溢れるマシンだ。
自由な発想のマシンとそれを作る熱意、そのアイデアを指示するお客さまが有って生まれた物と感じる。

2007年06月02日

アメリカ メイド

DH.jpg
アメリカ製DHバイク塗装です。スイングアーム取り外し、ピボットはフレームにロックタイトで接着してあり、専用にベアリング押し駒を作り油圧プレス5tで動きました。
、鉄フレームではベアリングの勘合部の精度が出せないので(肉厚が有れば出せますが重くなりすぎます)、こんな方法になっているのでしょう。
この構造では分解する時は樹脂のスペーサーがダメなり、写真右下にありますように潰れ、樹脂で削り出して製作する。